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Krita2.9:ブラシ設定挙動などのメモ

Krita2.9でのブラシ設定挙動についてのメモです。情報元はこちら:Introducing Dirty Presets, Locked Brush Settings and Cumulative Undo in Krita 2.9. | Krita

1.ダーティープリセット(セッション内だけ有効なプリセットへの変更)

いくつかのブラシを切り替えながら描いている時に、切り替えるたびにブラシサイズや透明度がブラシのデフォルト設定に戻ってしまい、サイズを再び調整するのが面倒だと思っていませんか?

ダーティープリセット機能を使うことで、元のブラシのデフォルト設定を上書き保存することなしに、描いている最中のブラシサイズ変更、透明度変更といったちょっとしたブラシ設定の変更をKritaに「覚えさせる」ことが可能です。

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ダーティープリセット機能を有効にするには、ブラシ設定ウィンドウの下部の、Temporarily Save Tweaks To Presets(一時的なパラメータ変更を記憶)にチェックを入れます。

パラメータの変更が行われたブラシには+アイコンが表示されます。

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元の設定に戻すにはReloadボタンを押します。

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ダーティープリセットでのパラメータ変更は、Krita終了時には破棄されますが、もしパラメータ変更を保存したい場合は、ブラシ設定ウィンドウで"overwrite preset"(プリセット上書き)を行うと保存できます。

2.ブラシ設定のロック

透明度、ブラシ形状、テクスチャといったブラシ設定をロックして、複数のプリセットでも同じ設定を使うことが可能です。

ブラシ設定の各パラメータで右クリックからロックを選択すると、別のブラシプリセットに変更してもロックされたパラメータは変更されません。ロックしたパラメータは右クリックからロックの解除が可能です。