読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Kritaでぐるぐるお絵かきブログ

オープンソースペイントソフトKritaのニュースや使い方情報、海外チュートリアルの翻訳など。

Krita2.9:ブラシの話、おそらくその1(ブラシ関係のファイル、ブラシプリセット追加、削除、更新の仕組み)

Kritaのブラシ関連のファイルは、プログラム本体のリソースフォルダ(Windows8ではProgram Files\Krita(x64)\share\apps\krita)と、ユーザプロファイルフォルダ(後述)にあります。

プログラム本体のリソースフォルダ

f:id:sp_cute:20150313194933p:plain

このリソースフォルダの中で、brushesフォルダがペン先の画像(ブラシエディタのペン先候補にでてくるもの):

f:id:sp_cute:20150313195115p:plain

patternsフォルダがブラシのtextureやパターン塗りつぶしで使えるもの:

f:id:sp_cute:20150313195216p:plain

そして、デフォルトでKritaに用意されてる数多くの「ブラシ(=ブラシプリセット)」はpaintoppresetsフォルダに存在しています。

基本的にはこちらの本体のリソースフォルダはユーザは触る必要はありません。ブラシを追加するときは、次に紹介するユーザリソースフォルダにファイルを追加します。もし、デフォルトのブラシで気に入らないものがあって消したい!と思った場合も、ファイルはそのままで表示から消す方法があるので、本体のリソースフォルダからファイルを消す必要はありません。

ユーザリソースフォルダ

f:id:sp_cute:20150313200023p:plain

f:id:sp_cute:20150313200035p:plain

起動しているKritaからManage Resource→Open Resource Folderで、ユーザのリソースフォルダを開くことができます。

f:id:sp_cute:20150313200145p:plain

ブラシセットの追加にはバンドルを使う方法もありますが、そうではないケースでは対応するフォルダにペン先やプリセットファイルを手動でコピーする方法で追加します。

このユーザリソースフォルダには、ユーザが追加したブラシだけではなく、デフォルトから変更したブラシの設定も保存されます。また、このフォルダにあるkis_paintoppresets.blacklist(ペイントプリセットのブラックリスト)がプリセットの削除、更新の仕組みで重要です。

ブラシプリセット削除の仕組み

自分で追加したブラシプリセットはユーザリソースフォルダから対応するファイルを削除することで表示から消すこともできますが、ファイルを消さずに表示から消す(表示しないブラックリストに追加する)方法があります。

この方法は、デフォルトのブラシプリセットにも適用できます。

f:id:sp_cute:20150313201139p:plain

上部のプリセット選択ボタンからプリセットを表示させると、下に削除ボタンがあります。消したいプリセットを選択して、削除ボタンを押すと、一覧から消えます。

例:Airbrush_eraserを選択してから削除ボタンを押すと…

f:id:sp_cute:20150313201321p:plain

プリセット一覧表示から消えます。

f:id:sp_cute:20150313201339p:plain

ここではプリセットファイル自体を消したのではなく、表示しないブラックリスト(ユーザリソースフォルダのkis_paintoppresets.blacklist)への指定プリセットの追加が行われています。

f:id:sp_cute:20150313201512p:plain

もしブラシを復活させたい場合は、ブラックリストから消せば元に戻ります。

ブラシプリセットの上書きの仕組み

ブラシプリセットの上書きの仕組みは以下のようになっています。

ここでは、Airbrush_linearのブラシサイズのパラメータを上書き保存してみます…(Overwrite Preset)が、その前にちょっと待って。

f:id:sp_cute:20150313201828p:plain

プリセット編集画面の右の試し書きの上部分の四角がサムネイルとして使われるのですが、今のままだと空白なので、下側のボタンを押してもともとこのブラシに設定されていたサムネイルを読み込みます。

f:id:sp_cute:20150313201933p:plain

この状態でOverwrite Presetをクリックしてこのデフォルトのブラシプリセットを上書きしてみましょう…

設定はユーザリソースフォルダのpaintoppresetsに保存されます。プログラム本体とユーザリソースフォルダで同名のプリセットがある場合、ユーザリソースフォルダのプリセットが優先して使用されます。

f:id:sp_cute:20150313202159p:plain

ここからさらに設定を変えて再びOverwrite Presetを行うと…今度はブラシ名の後にランダム文字列が追加されたプリセットファイルが追加されます。

f:id:sp_cute:20150313202420p:plain

一方で、ブラックリストにはもともとのファイルが追加されます。この仕組みで、元のプリセットは表示されず、上書きされたものだけがKritaに表示されることになります。

f:id:sp_cute:20150313202511p:plain

上書きしてしまったデフォルトのブラシプリセットを戻す方法

ユーザリソースフォルダのpaintoppresetsフォルダにある、デフォルトブラシに対応したプリセットを削除、およびkis_paintoppresets.blacklistの該当エントリーの削除。

新しいブラシの追加方法

プリセット編集エディタで、新しい名前を入力→Save to Presetsで新しいプリセットを生成できます。どのペンなのかサムネイルにわかりやすく描きこんでおくといいかも。(右側のところに表示したサムネイルはブラシを切り替えても消えないので、別のペンでメモ書き→保存したいプリセットに戻してから"Save to Presets"という方法が取れます。以前は.kppファイルを開いてサムネイルを更新する方法があったように思うのですが、今回2.9だとうまくいかないようでした…)

f:id:sp_cute:20150313202941p:plain

f:id:sp_cute:20150313204543p:plain