Krita2.9:ブラシの話その2(プリセット表示の切り替え、検索、アイコンの読み方)
プリセット表示の切り替え
Kritaのブラシプリセットは、ブラシプリセットドッキングUIに一覧で表示されます。
プリセット表示は、上のようにアイコンだけの表示(アイコンの上にカーソルを持っていくとブラシプリセット名がポップアップ)のThumbnailモードと、横にプリセット名が表示されるDetailsモードに切り替えられます。
切り替えは右上のアイコンです。
プリセットの検索
下側のリソースフィルタに文字を入力すると、該当する名前のプリセットのみを表示できます。例えばAirbrushと入力するとAirbrush系のプリセットのみ表示されます。
Kritaはブラシが多すぎて機能がわけわからない!という人向けのフィルタキーワード文字列など…
airbrush:エアブラシ
basic:基本的なブラシ
eraser:最初からErase(消しゴム)モードが設定されたブラシ(Kritaでは普通のブラシもeキーを押すと消しゴムモードに切り替えられるのでわざわざ消しゴムブラシを使う必要もないですが…)
bristles:絵筆系のテクスチャを楽しめるブラシ
fill:不透明で均一に塗り潰すためのブラシ
FX:特殊効果ブラシ。
hatch:ハッチングパターン
ink:ペン。ink_gpenはGペン。ink_precision_03は筆圧に関係なく均一な線を引くいわばミリペン。
pencil:鉛筆系
screentones:トーン
sketch:スケッチ系→詳細別記事
smudge:ぼかし系
texture:模様
プリセットアイコンの読み方
大体のプリセットアイコンは、画材+ストローク+追加記号という構成でできています。
ストロークの色は、描画モードをしめしています。
https://community.kde.org/Krita/Brushes_Preset_Previewより画像引用。(CC-SA)
- 黒:通常描画
- 透明:Erase(消しゴム)モード
- 濃い青:カラースマッジ(smearing)、指定した色を塗りつつ下の色も塗り広げる
- 紫:カラースマッジ(dulling)、指定した色を塗りつつ、混色しながら塗り広げる
- 緑:テクスチャが強め
- 水色:スマッジ(smearing/dulling)のみ。自身の色は持たず、ぼかし、混色のみを行う
- 虹色:カラーモード(彩度のみ変更)の描画
- 暗い赤:焼き込み等、暗くする描画
- 明るい黄色:覆い焼きなどの明るくする描画
後は、アイコンのストロークの形で、筆圧によるサイズ変化が設定されているのか、透明度変化があるのか、ペン先の形、などが大体わかります。
そんな感じでブラシの特徴がわかったら、使うものにタグをつけて整頓するのがおすすめです→