Krita2.9:選択の話その2(選択ツール、ビットマップ選択モード、ベクター選択モード)
長方形、円、多角形、投げ縄、マジックワンド(似ている色の連続領域選択)、色選択(連続していなくても指定した色の領域を選択)、ベジェカーブ選択のツールが用意されています。
各選択モードのオプションは、ToolOptionsのパネルに表示されます。
ビットマップ選択モード
選択モードのオプションでモード指定があるものでは、左側がビットマップ選択モードになります。(マジックワンド、色選択ツールはビットマップ選択モードだけサポートしています)
このモードでは、下のアクションのモード選択によって、選択領域の置き換え(モードショートカット:R - Replace)、交差部分のみ選択、追加(A - Add)、除去(S - Subtract)が可能です。
ベクター選択モード
モードの右側のベクター選択モードにすると、上のアクションのような領域追加、除去はできなくなります。
ただ、その代りに、選択領域をベクターのシェイプのように編集できるようになります。
ベクターを選択するShape handlingツールで選択領域の内側をクリックすると、選択領域のシェイプを選択できます。
ここでも全体の形の移動、変形が可能ですが、さらにダブルクリックしてシェイプ編集モードに入ることもできます。(参考:Kritaのベクター描画について - Kritaでぐるぐるお絵かきブログ)
円の選択範囲のベクターデータ(ダブルクリックしてシェイプ編集モードに入って、Tool OptionsのConvert to Pathでパスに変換したもの)
…編集するとこんなこともできます。
また、選択メニューですでにあるベクターシェイプを選択領域に変換することもできます。