Kritaまわりのメモ(2016年12月版)
たまには初心(?)に返ってKritaの紹介&便利なリンクのまとめをしてみます。
Kritaって?
無料ダウンロードが可能なオープンソースのペイントソフト。
ボランティアの開発者に加えて、コミュニティが設立したKrita財団がクラウドファンディングやサポートや機能開発サービスで開発資金を集めてフルタイムの開発者を雇い継続した開発を行っています。(現在メンテナーと開発者1人を財団がサポートしています。…Blender財団と比べるととても規模は小さいです…)
変形ツール、定規、対称描画、手ブレ補正、多数のブレンドモード、レイヤースタイル、HDR対応、アニメーション対応といった豊富な機能と、柔軟で強力なブラシエンジンが売りです。
対応OSはWindows、Linux。次期バージョンの3.1からMacOSXも正式サポート予定です。
Kritaのバージョンはどれがおすすめ?
基本的にその時点での最新版がおすすめです。12/15時点では3.1.1です。
Linuxディストリビューションによってはすごく古い版しかない場合があります。AppImageで新しい版を入手することをおすすめします。
バグ修正は最新バージョンに対して行われるので、基本的には機能が増えている新しいバージョンを使う(それでもバグがあったら報告する)のがおすすめです。
なお、Steamで配布している有料版は、現状では開発資金の寄付用といった感じになっています。
日本語の資料が欲しい
日本語で読める資料で最新の3.0系をカバーしているのは、公式サイト日本語ページ管理人でソフトのローカライズも行っているTokiedianさんのKritaガイドです。無料。
このサイトには私(日本語ページ管理人その2、なおローカライズ自体は不参加)のTipsが散在しています。まとまった形の情報がほしい場合は、1つ前のバージョンについてですが私が翻訳した「Krita 2.9 完全マスター」(Kindle及び書籍)を手前味噌ながらおすすめします。機能を網羅していて、かつ、原著者のスコットさんによるわかりやすい図解が多くあります。
英語圏のおすすめ情報源
Kritaの開発ボランティアはヨーロッパ圏が多く、英語の方が資料が豊富です。
Krita Documentation - 新機能も網羅されている公式ドキュメント(英語)
David Revoyさんのサイト - ブラシキットやチュートリアルなど(注:このブログでも時々翻訳して紹介しています)