Kritaで色の滲みとか、ぼかしとか
Kritaで色の滲みや、ぼかしといった混色効果を使いたい場合は、Color Smudgeブラシエンジンを使います。
例えば、smudge_softやmix系のプリセットがこの滲みのあるブラシエンジンを使っています。水彩系(wet)ブラシもこのブラシエンジンを使っていて、水彩の滲みや混色を表現しています。
Color Smudgeの設定についておおざっぱに言うと、大事なポイントは2つです。
- Smudge Modeの設定:SmearingかDullか
- Color Rateを使うか使わないか
SmudgeモードがSmearingだと、ブラシの下の色を引きずるような挙動になります。毛皮の毛先のような表現ができます。
Dullの場合は、ブラシの下の色が混色されていくような挙動になります。ブラシの形が保持されます。
Color Rateを使うと、ブラシに設定している色も混色に足されます。水彩絵で、ブラシにも色がのっていて、かつぼかすという場合はColor Rateを使うといい感じだと思います。
Color Rateを使わない場合は、ブラシに設定している色は使われません。指先ツールみたいなことがしたい場合は、Color Rateを使わない方がしっくりくると思います。
他のパラメータについては、Krita公式チュートリアル5に、画像付きで紹介されています。
なお、ぼかしについては、Filterブラシエンジンで、Blurを適用するブラシを作ることでも実現可能です。