1点、2点、3点透視+魚眼パースのための描画補助線ツールの組み合わせ方法
Kritaには消失点、楕円、定規、スプラインなどの様々な描画補助線ツールが用意されています。2.9.5.1からは同心円ガイド、魚眼も追加されています。今回はパースのためのツールの組み合わせをざっくり紹介します。
描画補助線についての大事な点おさらい
- ブラシを補助線にスナップさせるかの切り替えはツールのオプションの「補助線」チェックボックス
- Snap Singleをオンした複数の補助線ツールがあった場合に、最初にスナップした補助線のみにスナップする(Snap singleをオフにすると、複数の補助線にスナップを切り替えながら連続描画ができるかわりに、スナップの間でガタガタになることがある)
- 複数の補助線がある場合、狙った補助線にスナップさせるには、補助線の中央に向かってストロークするといい…と言われていますが、なかなか難しい時はスナップしたくない補助線を一時的に表示をオフにする方がいいかもしれません。
- 描画補助線ツールのハンドルは、Shiftを押しながら移動することで平行、垂直方向にスナップができる(残念ながら、作成中にはスナップはできない)
- 描画補助線ツールのハンドルは、他の補助線ツールのハンドルにスナップして接着させることができる
- 補助線を一時的にオフにするには補助線ツール内で、目のアイコンをクリック
1点透視
消失点+平行定規x2(水平、垂直)
2点透視
消失点x2+平行定規(垂直)
消失点2つを水平に並べるために、補助的に直線定規を使いました。(最初に直線定規を作成→直線定規をShiftで平行にする→消失点を直線定規の端点にスナップ)
3点透視
消失点x3
魚眼
魚眼補助線は、1つだけでは1方向しかカバーできません。
魚眼パースにするには重ね合わせて使います。
魚眼補助線x2(90度回転させたものを重ねる)、消失点
魚眼補助線+消失点x2