Kritaの混色とリニア空間
KritaでSmudge系のブラシで混色をおこなった時に、結果が暗く濁ってしまうのを避けたい…という人向けのTipがKrita FoundationのTumblrで紹介されています。
Krita colour management tip: If you ever felt like... - Krita
ドキュメントの色深度を16bitか16bit float以上にして、カラープロファイルとしてガンマがかかっていないリニアプロファイル(sRGB-elle-V2-g10.iccなど)を使用すると、混色結果が暗くなりにくくなります。
色深度をあげることで混色計算の精度があがり、リニアプロファイルを使うことで黒灰が混色で強くなることを避けられます。
ただ、通常の画像ファイルに出力する前には、色深度を8bitに戻さないと出力できないことがあるので要注意。(画像>画像のカラースペースを変換)
この出力時のカラースペース変換の手間と、色深度を上げたことによるメモリ使用量と計算負荷の増加という欠点はあるとはいえ、混色結果にこだわる人は試してみる価値があるかも?