Krita3.0炎アニメーションテキストの作成動画チュートリアル紹介
Kickstarterの支援者500人突破&目標金額半分達成を記念して、KritaのKickstarterページで使われている、燃えるテキストアニメーションの作成方法の動画チュートリアルが公開されました。
Krita3.0で作成したアニメーションを、GimpでGifに変換しています。
45分という長いチュートリアルですが、ざっくりと分けると、5パートに分かれています。実際のアニメーション作成は、1文字分だけはリアルタイムで説明、残りの3文字は早送りになっています。
・ドキュメント&テキスト作成
・ブラシ作成
・炎アニメーション作成
・文字部分のアニメーション作成
・アニメーションのエクスポートとGimpでのGifアニメーションファイル化
以下、各セクションのポイントを説明します。
ドキュメント&テキスト作成
ブラシ作成(3:23-)
- 通常のBasic_tip_defaultをベースにスケッチに適したブラシプリセットを作成
- ブラシエディタで:不透明度オフ、流量をオン、サイズの筆圧曲線を変更して書き味を調整
- プリセットサムネイル領域にプリセットアイコンを描き、プリセットに新しい名前をつけて保存
炎アニメーション作成(5:20-)
- 文字レイヤーの上に新しいレイヤーを作成して、火のシルエットをまず単色で描く
- 新しいフレームを作成(フレーム0)
- 次のフレーム(フレーム1)に移動して、新しいフレームを作成
- オニオンスキンをオンにして、前のフレーム内容を見ながらフレーム1に火のシルエットを描画
- フレーム2、フレーム3も同様に描画
- 4フレームのアニメーションなので開始を0、終了を3にして再生して確認(キャッシュ化が終わると再生表示される)
- オニオンスキン表示をオフにして、黄色、オレンジなどで炎に詳細を追加
- 矢印キー左右でフレーム移動、ポップアップパレットの色履歴も便利
15:40からあとは残り3文字分を早送りでデモ。4文字ができたらエアブラシプリセットで全体を調整。(加算で光を足すなど)
文字部分のアニメーション作成(23:33-)
- 文字レイヤーの上、炎レイヤーの下に色を塗りつぶしたレイヤーを追加、「アルファを継承(クリッピング)」をオンにすると、文字レイヤーの部分だけ塗りつぶした色が表示される(注:文字レイヤー、塗りつぶしたレイヤー、炎レイヤーはグループレイヤーにまとめられている。)
- 炎レイヤーの上に、レイヤーを作成し、このレイヤーの「アルファを継承(クリッピング)」をオンにすると、「文字+炎」の内容にクリッピングされる。フレームを追加し、オニオンスキンを表示しながら木目模様を単色で描く
- オレンジ、黄色で描くフレームに詳細を描く