Krita4.0プレアルファ公開されています&Windowsストア版の話(追記:Steam版の話)
Krita4.0のプレアルファ版の公開が開始されています。
krita.org残念ながらPythonスクリプト機能はWindows版にはパッケージされていないのですが、ベクターレイヤー機能をSVG対応に置き換えるメジャーバージョンアップ版の4.0の最初のプレアルファが公開されました!
以前紹介したInpaint(修復)ツールも搭載されています。画像の余計なものを自動削除できます。
また、右クリックで表示されるポップアップパレットもさらに機能追加されました。外側の円でキャンバスの回転ができるようになりました。画像のズーム変更や左右反転も可能になっています。タブレットだけでの作業がさらにはかどりそうです!
メモになりますが、KritaのWindowsストア版の開始もスタートしています。公式サイトほど頻繁に更新は来ていないようですが、ストアアプリとして署名されているおかげでWindowsがファイルを読み込む際のスキャンをスキップできるようで、起動速度が早くなっているようです。
6/18追記:公式サイトでもWindowsストア版の配信についてアナウンスが出ました。マイクロソフトからオファーがあったことから実現。パッケージング方法が違うだけで中身は同一です。なお、ストアで買うことで自動アップデートできて便利なだけではなく、Kritaプロジェクトへの金銭的支援が可能です。資金に関しては直接寄付するほうが効率はいいですが、プロジェクト継続のための助けになります。
なおSteam版に関してのニュースも同じ記事に出ています。これからトレーニングビデオもSteamに追加予定でSteamのKrita GeminiのLifetimeパッケージ購入者はトレーニングビデオにもアクセスできるようになります。
Krita3を新しいプロダクトとしてSteamで配信する準備をしています。こちらはWindowsストア版と同一価格で、同様に自動アップデートなどで便利でかつ、プロジェクトの金銭的支援をするものになります。
タブレットインタフェースのGeminiのアップデートは止まっていますが、新しいバージョンにアップデートするための開発資金が来る可能性があります。ただ、GeminiでのアプローチはQt5とQtQuick2では不可能であることがわかっているため、実現するとしても新しい、違うものになりそう、とのことです。