Krita3.1.2リリース!アニメーションでのオーディオサポートが試験的に追加!
猫でもわかるKritaのAppimage
KritaのLinux版は3.0からAppimageでの配布がされているので、David RevoyさんのKrita Appimage for catsの翻訳を用意してみました。依存関係など考える必要もなく、好きなフォルダに置いて実行パーミッションを与えるだけで実行可能なパッケージです。
元記事(CC-BY)はこちら:
猫でもわかるKritaのAppimage
GNU/LinuxオペレーティングシステムユーザのKritaユーザのみなさん!新しいバージョンを使うためだけに、ディストリビューションをアップグレードしたり、別のディストリビューションに移行したりすることにうんざりしていませんか?メンテナンスされているレポジトリを探し出すことにもうんざりしていませんか?Kritaを使うためだけにソースからビルドすることにも飽きてきていませんか?レディース・アンド・ジェントルメン、ここにご紹介しましょう…(♫ ♩ ドラムロール ♫ ♩)...KritaのAppimageです!
KritaのAppimageの入手
AppimageはGNU/Linux向けにデザインされた技術です。Appimageは、どこでも実行可能なアプリケーション形式です。複雑な依存関係を要求することなく、開発者がデザインした通りに実行することができます。ユーザ体験を最高にするために正しいライブラリやすべてのものがパッケージ化されています。KritaのAppimageはkrita.orgからダウンロードできます。安定版はダウンロードページに、不安定な開発バージョン(テスト用)はブログ記事(フロントページの下部)にあります。
Appimageのファイルはディスクの好きな場所に保存することができます。1つの「大きな」ファイルです。(例:私は/home/deevad/Sources/に保存しています。KritaのAppimageは大体80MB以下です)
セキュリティ
ファイルは信頼できるものでkrita.orgのKritaの開発者からのものと確信できますか?それなら大丈夫です。セキュリティに責任を持つのはあなた自身です。インターネットからダウンロードされたファイルは、あなたの許可がないとあなたのコンピュータでは実行できないようになっていて、これはいいことなのです。
コンピュータに、このファイルを許可していると伝えるにはどうしたらよいでしょうか?それにはAppimageを実行モードに変更する必要があります。2つの方法があります。
1.ファイルを右クリックしてpermissionタブで実行(execute)パーミッションを追加する
2.ターミナルでchmod +xをファイルに実行する。
chmod +x krita-3.0.1-Alpha-4c91a18-x86_64.appimage
実行しましょう
これで準備は終わりです。ファイルをダブルクリックすると、このAppimageに含まれたKritaを実行できます。簡単です!
このバージョンが気に入って毎日使いたいと思いましたか?デスクトップ環境とファイルマネージャが原始的なものでないのなら、メインメニューへのショートカットの追加やKritaファイルをこのAppimageで開くようにする設定ができるはずです。(例:XCFCEメニューやCinnamonメニューでは、右クリックのEdit applicationです。kraファイルの関連付けには右クリックのOpen Withからアプリケーションパスを選択してデフォルトに設定します)
最新の機能も、安定性も
製作のために安定版を使いたい?問題ありません!
最新のアルファ版を使って機能の議論をしたい?問題ありません!
何個でもKritaのAppimageを共存させることが可能です。更新で機能が壊れたり、ライブラリ変更による不安定さがあった時のために、お気に入りのバージョンをとっておくこともできます。
別のGNU/Linuxのディストリビューションに移動したい?Appimageをバックアップすれば、新しいシステムでも同じように動きます。
あなたは?Appimageを好きになりましたか?
私はAppimageが大好きです!
(注:Kritaのマスコット、サイバーリスのKikiを再利用しています。cc-by Tyson Tan)
Krita公式サイトでユーザ環境調査を実施中です!
Krita公式で、ユーザのハードウェア環境と、それに関する問題を調査するためのアンケートを実施中です!設問は日本語に訳されているので、日本のユーザの声も是非届けましょう!
David RevoyさんのKritaチャコールペンシルプリセット!
David Revoyさんが新しいチャコールペンシル(色鉛筆・鉛筆)プリセット3種類を公開しました!少しざらっとしたテクスチャでスケッチに適したプリセットとのことです。
Bundle形式でインポートも簡単!ダウンロードはDavid Revoyさんのページから:
身体のダイナミックな動きにフォーカスしたリファレンスコレクションScott Eaton's Bodies in Motion
今日はKritaではない絵の資料サイトの話。
Anatomy for Artistsのクラスで知られるScott Eatonさんによる、身体なダイナミックな動きにフォーカスした写真資料サイトが一般公開されました:
Scott Eaton's Bodies in Motion
ダンス、格闘技、アクロバットなど様々な動きをコマ撮りで撮影した写真を見ることができます。無料でもプレビュー解像度の写真は閲覧可能、有料会員になると高解像度版が利用可能になります。
数も質も揃って、圧倒的おすすめです!
Krita向け雲ブラシセット
Paolo Puggioniさん(www.paolopuggioni.com)がKrita向けの雲を描くためのブラシセットを公開しています!ライセンスはCreative Commons 4.0, CC BY-SAです。
このCloud Brushes IのダウンロードはPaoloさんのブラシセットの紹介ページから可能です。バンドル形式ではなく、ファイルを手動でコピーしてインストールする必要があります。
Kritaカーソル位置とブラシ中心のずれの微調整メモ
設定>Kritaの設定を変更の全般>カーソル>カーソルの形状から、十字形や黒ドット、白ドットなどでブラシ中心にカーソル位置表示が可能…なのですが、サブマシンで表示してみたらカーソル位置とブラシ中心がずれていました。そんな場合のオフセット調整の方法のメモ。
まず、FAQのWindowsのマルチモニタ環境でタブレット入力のずれの直し方の手順で解像度調整ダイアログを表示。モニタ解像度が正しく認識されているか確認。(マルチモニタ環境では解像度が正しく認識されていないためにズレが起きているケースもあります)
一度Kritaを終了。設定ファイル(kritarc、Windows10の私の場合はC:\Users\<ユーザ名>\AppData\Localに作成されていた)に解像度指定の上書きのセクションが追加されるので、xOffsetとyOffsetでオフセットを調整→Krita再起動→カーソル表示をみて値の調整…という形で無理やりですが位置を合わせることができました。
マルチディスプレイでもないのにずれている原因はわからないのですが(タブレットログを取ってみたところマウスイベントとタブレットイベントで位置が違っている?)、こうした調整方法もあることにはあるということでメモです。
[ScreenSizeWorkaroundDialog]
Height=1080
RememberSetting=false
Width=1920
choiceIndex=2
xOffset=-12
yOffset=-2