Sara TepesさんのKritaスピードペイント&チュートリアル動画
ルーマニア出身、アメリカ在住の17歳のアーティストSara TepesさんのKritaを使ったスピードペイント動画とチュートリアル動画が素敵なので紹介します!
グレースケールからの着色チュートリアル:
- グレースケールの上にベースカラーを適用(ソフトライトなどで)
- ベースカラーのレイヤーにオレンジ系で肌部分へ色をのせる
- 肌部分にバリエーションをつける
- 髪、服などにも色をのせる
- マージした後、レイヤーを複製
- 複製したレイヤーの色味を色調整で調整
- 色調整したレイヤーの上にさらに詳細を描き込む
- ハイライトを入れる
使用しているブラシの説明(Kritaの標準ブラシを使用):
- Airbrush(エアブラシ):ソフトエッジのブラシとしてスケッチに使用。
- Basic_circle:明暗を描き込む。カラーピッカー(Ctrl)を使いながらブレンドを使用。
- Bristles_hairy:絵筆のような描き味。筆圧でのサイズ変更をオフにして、[キーと]キーでサイズを変更しながら使用。軽いタッチでブレンド。
- Block_tilt:筆圧でのサイズ変更をオフにして使用。
- Airbrush:今度は筆圧をオフにして、カラーレイヤーでの色乗せに使用。
- Basic_tip_default:詳細の描き込みに使用。
Sara TepesさんのYoutubeチャンネルはこちら:
TokiedianさんによるKritaガイド(もちろん日本語)が公開されています!
Kritaのアプリケーション本体の翻訳を担当し、日本語ウェブサイトの管理人の一人であるTokiedianさんが、Krita3.0準拠の私家版ガイドを公開しています!
現時点ではレイヤーの章までの公開になっていますが、Krita3.0準拠のまとまった日本語のガイドとして唯一です。(私が翻訳したKrita2.9 完全マスターは2.9での機能を網羅していますが、3.0での追加・変更はカバーしていません…サンプル)
これから画像も追加したり、後半の章も更新していくようなので楽しみです!
ペッパー&キャロット エピソード18はペッパーとキャロットの出会い!
David RevoyさんのKritaで製作されたオープンソースコミックのペッパー&キャロットの最新エピソードが公開されました!
エピソード18はペッパーとキャロットの出会いのお話。
ケイオサーの魔女になる前、自然と植物のヒッピアの魔女として修業をしていたペッパー。でもヒッピアの魔女としては失敗続きで…一方キャロットはお腹を空かせてヒッピアの魔術学校のキッチンに…
Kindle UnlimitedでKRITA2.9完全マスターも読み放題!
Krita開発ビルドリリース(3.0.1は9月5日予定)
本業が忙しくてしばらく更新が滞ってしまいましたが、Kritaの新しい開発ビルドがリリースされています!
Windows版は最適化オプション(ベクトル化)を適用していないので通常のビルドより低速とのことですが、3.0から重要な修正が入っています。安価なタブレットのクラッシュの件は、日本ではPrincetonのタブレットが当てはまるかも?
機能面ではソフトプルーフのメニューが追加されていたり…
対称描画モードの軸表示を消せるオプションなども追加されていたします。
アニメーション出力はまだ作業中とのことです。
Krita3.0.1の正式版は9月5日予定で、それまでに開発途中のテストビルドがリリースされていくことになるのではないかと思います。
なお、Kritaの開発プロセスに見直しが入り、これからのKritaのリリースサイクルは「6週間ごと」にする、と開発チームでの意思決定がされました。6週間のうち最初の2週間だけ新機能をブランチからマージし、残りは修正、安定化、翻訳を行うという予定です。
2015年のKickstarterの機能がすべて入るまでは3.0.xのリリースを行い、機能が揃ったら3.1になります。
印刷版の「Krita2.9完全マスター」がAmazon.co.jpに登場!
先日Amazon.co.jpでKindle先行で発売した、私が翻訳を行ったKritaの機能解説本「Krita2.9完全マスター」ですが、ようやく、印刷版もAmazon.co.jpに登場しました!
www.amazon.co.jpAmazon.com経由での商品情報登録のため日本語が使えず、英語の題名に、商品情報も詳細を書いた日本語ページへのリンクという形になっていますが、これが「Krita2.9完全マスター」印刷版です。在庫切れと表示されてますが、注文が入るとオンデマンドで印刷されるはずなので入荷はするはずです。(取り寄せの時間はかかるかもしれません。)
…価格に関してはフルカラー印刷で、かつ日本でも取り扱ってもらえるような流通オプションをオンにするための手数料分が入ってしまって5000円越えということになってしまいました。
訳者として個人的には、どうしても印刷で欲しい方以外は、PCやMac、スマホでも読める電子書籍版で1000円ちょっと(+今ならポイント還元)で買っていただければ…と思う次第です…(いきなりお金を出すのは、という方でもKritaの使い方に興味があればせめて2章分の無料サンプルを見て役立てていただければ、とも思ってます。)
Kritaは本当に機能が豊富で、私自身もこの本の翻訳でブラシエンジン含む詳細な機能について学び、そして、学べたことすべてをつぎ込んでみたつもりです。このブログでもKritaのTipsはいろいろ書いてきましたが、この本では全体を漏らさず知ることができるはずです。
もし、この本があなたのKritaでの創作の助けになれば、とてもうれしいです。あと、機能を学んで「Kritaにこんな機能があっておもしろい!」と広めるというのも、この本のいい使い方だと思います!あなたもKritaマスターになってください!訳者のぐるぐるからのささやかなお願いでした。