David Revoyさん最新タイムラプス動画の紹介
Krita2.9.7を使ったDavid Revoyさんの最新のタイムラプス動画です。ペッパー&キャロットのエピソード11に登場する魔女たちの習作とのことです。(エピソード11の日本語訳は数日中にアップ予定です)
工程は以下です:
- 紙(A4ブリストル紙)と鉛筆で、まず2D図形でおおまかなアタリを取る。全体の構図とプロポーションをチェック。
- H鉛筆で主な部分を配置
- HB鉛筆でクリンナップしつつ詳細を描きこみ
- 紙をスキャン。LinuxMint17.2、Xsaneを使用。300ppiRGB、CanonMP560
- スキャン画像をKritaで開き、クロッピング、クリーニング、コントラスト調整を行う(フィルタ>調整のフィルタを使用)
- コントラストをCtrl+Lのレベル補正で調整して、線画にCtrl+UのHSV補正で色を載せる(ブラウン系に調整)
- プロポーションの気になる部分を変形ツール、歪みツールで調整
- 線画の下にレイヤーを作って、色スケッチを開始。はみ出しは気にしない。全体の色設定を優先
- G'micのcolorize[Interactive]を使ってクイックマスクを作成。個々の部分の塗り分けではなく、背景部分と、キャラクタ部分を分離するだけのマスク用データを作成
- G'micで作成したマスクを手で修正
- マスクデータとカラースケッチデータをグループレイヤーに入れて、「アルファ相続」を使ってクリッピングを行う(「アルファ相続」の詳細はこちら)
- 境界部分、部分の塗りの修正
- 大きめのエアブラシを「オーバーレイ」合成モードにして色を追加
- 細かい部分や影を塗るときはブラシサイズを小さく変更
- 時にMキーの左右ミラー表示で確認
- グループレイヤー上で変形操作を行えば、グループに含まれる複数レイヤーを同時に変形を行える
- 4キーや6キーでキャンバスを回転させて、別の視点から色の修正作業を行う
- 今までのレイヤーの上に新しいレイヤーを追加、v7ブラシパックの鉛筆ブラシで詳細を描きこむ
- G'micのColor Gradingフィルタで全体の色を調整
- できあがり!