Krita3分チュートリアル:パターン作成に役立つ表示モード&シンメトリ系描画ツールのおさらい
繰り返しパターン、シンメトリ描画に役立つツールをおさらいします。
ラップアラウンド表示モード
Wボタンを押すと、ラップアラウンド表示モードになって、キャンバスを繰り返し敷き詰めたような表示になります。この端が繋がった表示状態のままペイントが可能なのでテクスチャ作成に役立ちます。
レンガテクスチャ作成例はこちら:
シンメトリ描画モード
画面上部のツールバーで、水平シンメトリ&垂直シンメトリモードのボタンを押すと、シンメトリ描画モードを有効にできます。
水平と垂直を両方同時にオンにすることも可能です。シンメトリ描画の軸は、軸上のアイコンをドラッグすることで移動できます。
マルチブラシツール
マルチブラシツールを使うことで、選択しているブラシプリセットで一度に複数ストロークの描画が可能です。
一番上はスムーズ設定、次は定規ガイドに従うかのチェックです。
Show Axesにチェックすると、マルチブラシツールの描画で使う軸を表示できます。その右のAxes pointをクリックすると、軸位置の編集モードになります。Axes Angleで軸を傾けることが可能です。
マルチブラシツールのモードはシンメトリ(回転シンメトリ)、ミラー(軸のシンメトリ)、トランスレートの3種類です。
シンメトリモードでは、指定したスライダの数に合わせて回転対称の描画がされます。
6に指定すると…
12に指定すると…
ミラーモードでは水平、垂直のチェックボックスにあわせて軸対象の描画ができます。
トランスレートモードでは、指定した半径内に、指定したブラシ数のストロークが分散して行われます。
マルチブラシでの描画例の動画はこちらです: